福岡県内の女性(31)にわいせつな行為をしたとして、福岡地検は24日、福岡市早良区西新7、同県警警部新田隆被告(50)(強姦(ごうかん)未遂罪で起訴、休職中)を強制わいせつ罪で福岡地裁に追起訴した。
新田被告は2006年10月14日未明、同県大牟田市の路上に停車中の乗用車内で、この日知り合った女性に覆いかぶさるなどし、わいせつな行為をしたとして、県警は3日、強制わいせつ容疑で再逮捕した。
福岡地検は起訴事実について、「性犯罪であり、被害者特定事項の秘匿対象になることを考慮し、明らかにできない」とした。ただし新田被告は拘置中のまま追起訴されており、逮捕容疑と同じ内容で起訴されたとみられる。
新田被告は逮捕時から一貫して容疑を否認。弁護人は「極めて不当で、公判で無罪が勝ち取れると確信している」とコメントした。
新田被告は08年2月、捜査に協力していた別の女性(当時27歳)を福岡市内のホテルに連れ込み乱暴しようとしたとして、同年3月に強姦未遂容疑で逮捕された。福岡地検は嫌疑不十分で不起訴にしたが、検察審査会の「起訴相当」議決を受け、09年11月、強姦未遂罪で在宅起訴。県警は起訴休職にした。
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